秋は税務調査が多い時期です。
ところで、相続税の税務調査で最も指摘が多いのは、「預貯金の申告漏れ」です。申告漏れのうち、33.8%が預貯金の申告漏れになります。
税務署は預貯金の履歴について事前に金融機関に問い合わせてチェックをします。
被相続人の口座を死亡前5年~10年くらいまで遡ってチェックし、さらには相続人の口座も同様にチェックして生前に申告していない贈与が無いか等のチェックをします。
当事務所では、ご依頼者には上記の説明をした上で、「ご要望があれば」過去10年間分の通帳をお預かりし、チェックをしていきます。
「ご要望があれば」というのは、そこまで財産をオープンすることに、抵抗を感じる方も少なくないからです。
その場合には上記の説明をし、ヒアリングしたうえで対応をしています。
将来的には共通番号制度(マイナンバー制)が導入されれば、個人の財産は税務署にガラス張りになります。
生前の贈与については、しっかりと把握して頂きたいですね