件名:◆節税対策メルマガVol.140◆税理士に不満ならすぐに切るべき？
日付:2021/05/17
差出人:石井税理士事務所
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さて今回は税理士変更についてのお話しです。
税理士に不満を持っている人は少なからずいらっしゃいます。
某民間コンサル会社による調査統計ですが、
「現在の顧問税理士に満足していますか？」
という質問に対し、「不満」「やや不満」
と回答した方は16％程度いらっしゃいます。
実際に税理士を変更した理由としては大きく分けると以下の3つ
・サービスが不満：55％
・料金が高い：35％
・コミュニケーション不足：10％
具体的には以下のような不満が多かったようです。
・税理士がなかなか顔を見せてくれない。
・担当者が頻繁に変わり、安心して相談できない。
・経営内容や節税についてアドバイスがない。
・相談や質問をしても対応が遅い。
・決算予測を行わず、直前にならないと納税額を教えてくれない。
・税務調査では税務署の言いなりになって味方してくれない。
・上から目線で対応される。
・そもそも相性が合わなくて苦痛。
税理士としては決して他人ごとではなく身につまされる思いです。
さてここからが本題です。
もし上記のような理由で、あなたが税理士に不満を持っているのであれば
すぐに税理士を変えたほうが良いです。
ただし変更する前にちょっと考えてもらいたいのが、
あなたが税理士に対してこれまでどのようなことを求め、
どのような態度で接していたかということです。
上記の不満はお客さん側の理由ですが、
逆の立場・税理士側から言えば「税理士に嫌われるお客さん」
も存在するわけです。
例えば以下のようなお客さんは例外なく嫌われます。
・高圧的な態度を取る人
・自己中心的解釈で通そうとする人
・責任転嫁する人
・ミスを責め続ける人
・低料金を要求する人
まあ税理士に限らず、ビジネスで上記のようなお客さんは皆嫌でしょうね。
具体例をあげましょう。
明らかに私用経費の領収書を税理士に渡し「経費に入れろ」と言う社長がいます。
ものすごい自己中心的解釈で私用経費を事業経費として主張し提出します。
こんなことを言われたら、ほぼ全ての税理士は「この社長ダメだな・・・」と思い、
税理士のモチベーションは一気に下がり、税理士がこの会社のことを
一生懸命にやろうなんて気持ちはさらさら無くなってしまいます。
つまりこのようなお客さんは、「税理士がやる気をなくす」＝「会社のためにならない」
原因を自分が作っていることに気付いていないわけです。
なので税理士を変更したところで、やっぱり変更後の税理士にも嫌がられ
同じ繰り返しになるだけです。
実際に私のお客さんにも「この人苦手だなー」と思う方はいらっしゃるわけで、
やっぱりこのようなお客さんに対してはモチベーションは上がらないです。
「これ以上無理だな」と思ったお客さんはこちらから顧問契約を解除させて
もらうこともあります。
一方で現実に対応の悪い税理士も少なからず存在するわけで、
我慢してその税理士に付き合う必要など全くありません。
しかし税理士に対する不満があるときは、自身の税理士への対応が
どうであったのか、振り返ることも必要なのです。
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