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----- 石井税理士事務所 -----


件名:◆節税対策メルマガVol.132◆今の生活が底辺だと思っている方へ
日付:2020/08/17
差出人:石井税理士事務所 

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   『「あらゆる節税対策を紹介する」メルマガ』Vol.132

  (毎月第3月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)配信)

     発行:石井税理士事務所
 
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前回のメルマガですが、誤って1日に2回送信してしまいました。

しかも順番を逆に(Vol.131→Vol.130)送ってしまいました。(汗)

まずはお詫び申し上げます。


実はVol.131「お金をヒトに投資する節税 その2」は今年の1月ごろ

には書き上げていた原稿です。

一昨年の11月から「会社にお金を残す節税」をテーマにして

メルマガを配信し続けていたのですが、コロナウィルスの拡大により

給付金情報など、緊急性を要する配信内容に替えておりました。

そのため「お金をヒトに投資する節税 その2」はずっと配信予定を

繰り越していたわけですが、前回は繰越設定を誤って配信してしまいました。


「会社にお金を残す節税」を恒久的なテーマですので、続きについては

コロナ禍の状況を見据えながら再開していきたいと思っています。



そういうわけで今回のテーマもコロナ禍の現状を見据えたものにしました。

テーマは「今の生活が底辺だと思っている方へ」

「底辺」という言葉は年収が低いフリーターとか非正規社員とかの方々を

侮蔑するような表現で使われたりするのであまり良い言葉ではありません。


このメルマガは主に経営者向けに発信しているメルマガなので「底辺」

というよりは今が「どん底」と言ったほうが良いかもしれません。

この「どん底」の状況下からどう脱却すればよいのか、悩んでいる方も

多いことと思います。


特効薬はありません。

しかし今が「底辺」と思えばこれ以上悪化することはないわけで

改善するために今何に手を打つべきなのか考え行動するべきでしょう。

 では具体的にどうすれば?

事業内容は様々ですので、個々にお話しすることは難しいので

私の事業を例にお話しします。



【1】別の事業形態を考える

 私の本業は税理士業ですが、実は別の事業もやっています。

 税理士業は個人事業になりますが、それとは別に法人を2社経営してます。

 1社は記帳代行会社、もう1社は不動産会社ですね。

 記帳代行会社は税理士業とリンクする事業なので全く別の事業ではありません。

 不動産会社は別に不動産売買とかやっているわけではなく不動産投資です。

 太陽光発電とかもこの会社でやってます。

 投資なので事業というのも何ですが、税理士業が苦境に陥ったときの

 リカバリー的な存在です。


 ここで言いたいのは何も不動産投資をやれということではありません。

 実際不動産投資は9割の人は失敗しているのです。

 本業と畑違いのことに手を出して失敗したら目も当てられません。


 そういう意味では全く別の事業に首を突っ込むのではなく本業に近い事業・

 本業から派生する事業を考えるのも良いでしょう。

 私の場合だと記帳代行会社がこれにあたります。

 関連事業で核になりそうな事業形態ができるかどうかを考えてみます。

 事業の大小は問いません。

 例えば私の税理士業は経営者(法人・個人事業主)との税務顧問が核に

 なっていますが、これとは別に相続業務が別の核になっています。

 相続業務については経営者(法人・個人事業主)向けのホームページ

 とは別にホームページを設けるなどして別事業としての専門性を

 強調開示しています。

 さらに関連する事業では保険業務や節税商品などの紹介業務・補助金申請、

 融資支援などのコンサル業務などもあるわけで、本業から派生する関連事業

 というものは大きな核になるものから、小さな事業ではあるけれど副収入として

 見込まれるものもあるわけです。

 例えばお弁当屋さんが弁当とドリンクをセット販売することだって

 関連事業なのです。

 今やっている事業をひとひねりして。あるいは連携することで別の事業が

 展開できないか考えてみてはいかがでしょうか。



【2】売り方の媒体(集客方法)を考える

 売り方の媒体は様々です。

 店舗・訪問・電話・DM・ネット・セミナー・出版・口コミ・紹介など。

 一つの媒体よりは複数の媒体のほうが当然収入アップに繋がることになります。

 一方でお金をかけてもあまり収入に繋がらないこともよくあります。

 よく言う「費用対効果」が見込まれるかは重要です。

 しかし試してみなければ効果はわかりません。

 なので実際にやってみましょう。多額の費用をかける必要はありません。

 できる範囲で良いのです。


 私は上記の媒体は全て試しました。

 そして効果があるものを取捨選択して現在の集客方法に落ち着きました。

 このメルマガも集客方法のひとつであることに間違いありません。

 そして効果があるものはそれを継続することです。

 継続することでその効果がじわじわと出てきます。

 特に私の税理士業は信用が第一です。

 ひとつひとつの情報発信の積み重ねが信頼を築いていくのです。

 ホームページもこまめに更新するし、原稿執筆や出版もします。

(最近はあまりやりませんが)SNSやブログもやります。

 ご紹介頂ける他士業の方との交流会にも参加します。

 セミナーや税務相談会も行いました。

 そうしてたくさん蒔いた種から芽が出るのです。

 即効性のあるものもあれば数年たってから効果が出るものもあります。

 しかし何より途中で辞めたらそこで効果も止まってしまうのです。



【3】弱者の戦略を行う

 大手と同じやり方しても勝てるわけありません。

 圧倒的に資本力が違うのですから同じ戦略を組んでも効果はないです。

 零細企業・個人事業主には大手(強者)とは違う弱者の戦略が必要です。


 私の場合もそうですが、大きな事務所に勝てるはずもありません。

 多額な広告費もかけられません。

 高額な給与を払って優秀な人材も雇えません。

 なので売上を上げることはもちろんそうなのですが、

 「どうすれば儲かるか(利益が出るか)」を考えました。

 そこで考えたのが業務の細分化です。

 多くの会計事務所は一人の担当者が入力作業から決算業務を行う

 「担当制」を導入しています。

 しかし入力作業に難しい税務知識などいらないのです。

 だったら入力作業は外注に回してしまえばよい。

 しかし当時は外注コストも高い。

 なので自分で記帳代行会社を作って入力スタッフを募集しました。

 入力だけなら会計ソフトを使って自宅でやってもらえば

 事務所に来てもらう必要もないので設備投資もいらない。

 1件いくらで単価入力してもらえば1決算あたりの利益額も明確になります。

 幸い当時在宅勤務の募集をすると非常に多くの応募があり、

 会計事務所経験の優秀な人材を低コストで確保できました。

 在宅勤務者に入力してもらい、内勤者は決算をまとめるところまで。

 申告書は私が作成して工程ラインを完全に分けました。

 
 大手には勝てないので報酬(売上)を低価格にせざるを得ない。

 しかし上記のやり方で売上が低くてもある程度高い利益が確保

 することが可能になりました。

 例えば大手事務所が年商5億円で経常利益2500万円であれば、

 私の事務所は年商5千万円でも経常利益が3000万円計上できるのです。

(なお金額は「例えば」の金額でリアルな金額ではありません。念のため。)


 ここでの発想は「大手のマネしても勝てない。弱者は弱者のやり方

 (戦略)がある。」ということです。

 弱者の戦略は「ランチェスター戦略」として知られていますので

 ご存知の方も多いかと思います。



【4】人より多く行動する

 儲けたかったら人より多く行動することです。

 会社員や公務員は基本的には給与は決まっていますが、経営者・個人事業主

 は違います。やった分だけ自分の収入として跳ね返ってきます。

 なので今が底辺だと思うのなら、より多く行動しましょう。

  楽してお金など稼げないのです。

 私は最近は週に1回くらいは休めるようになりましたが、開業当初は

 朝から晩まで休みなくずーっと働いてました。

 3ヶ月位は無休で試行錯誤しながらいろいろなことを試してました。

 成功した人に教えを乞い、やり方を真似しました。

 経営セミナーに参加してノウハウを学びました。

 そして少しづつですが毎年売上・利益を拡大し続けています。

 
  いかがでしょうか?


 最後は根性論みたいな感じになってしまいましたが、

 今だからこそいろいろと考えて行動すべきではないしょうか。

 なお弱者の戦略(ランチェスター戦略)については

 下記著書などは参考になりますのでご一読ください。

 「小さな会社の稼ぐ技術」 栢野 克己 著 日経BP社
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