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件名:◆節税対策メルマガVol.113◆節税の優先順位とは?
日付:2019/02/18
差出人:石井税理士事務所 

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   『「あらゆる節税対策を紹介する」メルマガ』Vol.113

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確定申告が始まりました。

どの会計事務所もそうですが、この時期が一番忙しい時期です。

私の事務所も毎年多くの方からご依頼を頂いておりますが

今年は特に「被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例」

(空き家の3000万円特別控除)を利用した譲渡申告の依頼が多いです。

申告にあたっては市区町村で確認申請書を取得する必要があるのですが、

皆さんこの取得にかなり苦労されています。

始まって間もない制度なので、役所の方もかなり慎重に細かくチェック

しているようで、何度も役所に足を運んでいる方が多いです。

しかしこの制度の適用があれば、数百万円の税金が減額されることも

珍しくないので、要件を充たす場合は必ず申請したほうが良いですね。


さて今回も「会社にお金を残す節税」をテーマにしたメルマガを配信します。

前回は節税を以下の9つのグループに分類するお話しをしました。

(1)お金が不要な節税

(2)お金が必要な節税

(3)税金そのものを減少させる節税

(4)税金を先送りにする節税

(5)お金を投資する節税(リターンあり)

(6)お金を投資する節税(リターンなし)

(7)お金を消費する節税

(8)当期しか使えない節税

(9)毎期使える節税


上記の節税の特徴をよく理解したうえで節税を実行することが大事だと

お話ししました。

今回はこれら9つの節税グループのうち、どのグループを優先して実行

したら良いのか、「節税の優先順位」について見ていきたいと思います。


優先順位は以下のとおりです。

【1】まず「お金が不要な節税」を最優先で検討

【2】次に「お金が必要な節税」のうち「お金を投資する節税」を検討

【3】最後に検討するのは「お金が必要な節税」のうち「お金を消費する節税」


ではそれぞれ見ていきましょう。


【1】まず「お金が不要な節税」を最優先で検討
 
 最優先すべき節税は本テーマを思い出せばすぐにわかると思います。

 本テーマは「会社にお金を残す節税」でした。

 なので、まずは(1)の「お金が不要な節税」を最優先に実行するべきと

 想像がつくと思います。


 前回も触れましたが、上記の9つのグループを、ざっくり2つだけに絞って

 分けると「お金が不要な節税」と「お金が必要な節税」に分けられます。


「お金が不要な節税」の中には(8)の「当期しか使えない節税」や、

(9)の「毎期使える節税」とか、その他のグループの属性を兼ねている

 ものがありますが、他の属性についてはあまりこだわらず、大まかに

「お金が不要な節税」を最優先で検討していきましょう。



【2】次に「お金が必要な節税」のうち「お金を投資する節税」を検討

「お金が不要な節税」の次は「お金が必要な節税」になるわけですが、

 こちらについては(3)〜(9)のどの属性を同時に持っているかを
 
 確認して優先順位を決めていきます。


「お金が必要な節税」のうち優先してほしい属性は「お金を投資する節税」

 になります。

「リターンあり・リターンなし」については特に優先順位はありません。

 確実にお金を残したいのであれば「リターンあり」、間接的でも良いから

 将来を見込んで先行投資したいというのであれば「リターンなし」の節税

 を選択すればよいと思います。


「お金を投資する節税」は【投資】から連想されるように、金額的に高額に

 なる場合も多く、期間的にも中長期にわたり実行されるものが多いです。

 また投資が失敗するリスクもありますので計画性を持って判断すべき節税

 と言えます。



【3】最後に検討するのは「お金が必要な節税」のうち「お金を消費する節税」

 最後に検討する節税は「お金を消費する節税」です。

必要なものを買う、というだけであまり発展性がない節税です。

 もちろん「必要なもの」という点では無意味とは言いませんが、

 最後の最後に検討しても間に合います。ただ買うだけですから。

 消費でなく浪費となれば節税とは言い難いですね。


 しかし、たいていの経営者の方は「消費する節税」から行います。

「それ、ほんとに必要ですか?」というものを購入する方、多いですね。

 ものを買うだけでなく、飲み食いに消費したりとかも。

 「その接待、ほんとに必要ですか?」ちょっと考えてから使うように

 してみてくださいね。


もう一度整理してみましょう。

節税の優先順位は以下のとおりになります。


【1】まず「お金が不要な節税」を最優先で検討

【2】次に「お金が必要な節税」のうち「お金を投資する節税」を検討

【3】最後に検討するのは「お金が必要な節税」のうち「お金を消費する節税」

 
重要度合いは【1】>>>【2】>>>>>>>>>>>>>>>>【3】

といったところでしょうか。

まずこの3つの優先順位を頭にいれて節税を実行していきましょう。


その他「税金そのものを減少させる節税」「税金を先送りにする節税」

「当期しか使えない節税」「毎期使える節税」については優先的に考える、

というよりは【1】〜【3】に付帯される特徴として押えておけば良いでしょう。


 いかがでしょうか?


具体的な「お金が不要な節税」は次回以降に紹介していきますが、

自社の決算書(貸借対照表と損益計算書)と法人税の申告書に

節税すべきヒントが載っています。

自社の決算書を見直すことから節税を始めていきます。
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